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中島知久平邸 2016(1) |  |
群馬県太田市押切
2016.04.06 撮影
中島知久平は中島飛行機製作所(現在の富士重工)の創始者として知られるが、この邸宅は知久平が両親の住居として
昭和の初期(昭和５年４月上棟)に建築したもの。 敷地面積は10,000㎡以上と言われている。
建築様式は和風建築に一部洋風建築を加味した近代和風建築である。
群馬県に残る近代和風建築として極めて重要であるということから平成21年太田市の指定重要文化財に指定された。
現在は太田市教育委員会文化財課が管理しており、地域交流センターとして一部が公開されている。
玄関付近
駐車場に車を止めて東を向くと立派な構えの表門がある。両側には土塀が続く。
表門を入るとこれまた立派な正面玄関が見えてくる。
重厚な庇が長く張り出していて車寄せとなっている。
玄関付近を南側から見たところ。
庇の深さがよくわかる。
手前の部分は応接間となっている。
屋根のつくりは日本建築であるが、壁の柱や窓枠の組み方はどこか大陸的な雰囲気を漂わせている。
玄関で振り返ると車寄せの庇の造りがよくわかる。
靴を脱いで玄関広間に上がったところ。
玄関といえども広大なスペースでまさに玄関ホールという感じである。
立派なシャンデリアが２基天井から下がっている。
左側の廊下の向こうは中庭となっている。
中央の開口の向こうに暖炉が見えるところが応接間となっている。