上毛電鉄　デハ101　　　　　　　
2002年運転会

2002.11.10　撮影

大胡駅のページで写真を載せた上毛電鉄の古い電車「デハ101」が11月10日にホキ2両を引いて運転されましたので紹介します。
　この電車は74年前(1928年)の上毛電鉄開業時に6両作られた車両のうちの1両。
　綺麗に整備されて普段は工事用の貨車などを引くのに使われているようです。
　もう1両「デハ104」が大胡駅構内にありますが塗装が剥がれ、錆が出て無残な状態。
　この春にも運転会を行って好評とかで秋の第2回目となりました。


中央前橋駅に到着した「デハ101」。現役車両と顔を並べる。この日の運転は、
大胡　9：51　→　新里　10：04、　新里　10：20　→　前橋中央　10：52、　前橋中央　11：30　→　大胡　11：48、
大胡電車区で撮影会、　大胡　12：50　→　新里　14：42、　新里　15：17　→　大胡　15：30　というダイヤ。

「ホキ」と前後を入れ替えて別のホームに入る。
中央前橋駅の配線上「デハ101」から切り離した「ホキ」の移動は人力となった。
中央前橋駅は利根川の支流である広瀬川の辺にある。とうとうと流れる川の流れを見ながら発車を待つ。
　　
「デハ101」の前橋側は貫通扉が付いているが桐生側は非貫通となる。　　つい最近手入れがされた模様。
　　
運転席は進行方向の右側。　コントローラー、ブレーキ弁、圧力計が二つ、と至ってシンプル。
車内は白く塗られて明るい。　天井にはこの日のためか「ライオン歯磨」などの古い広告が。
台車は鋼板をリベットとボルトで組み立てたイコライザー式。　銘板がないので製造元不明。　(車体も製造元不明)
この形式の台車では珍しく枕バネがコイル式になっている。　(途中で改造された?)

側面全景。

「ホキ」との連結状況。大胡電車区にて。

　　

左は走行中の車内で配られた乗車証明書。　　右はフリーパス切符。

　中央前橋駅への入線状況。(逆光のため少し見にくい。）
アニメーションGif(256ｋB)