ホテルの建物、この中央の入り口を入って向こうに通り抜けたところでD51が動いている。 このホテルは「ホテルSL」と言って川場村の村営のホテルである。 武尊山の麓ということで「ほたか高原駅」の看板が上がっている。 まずは左に隣接した建物(看板の赤い矢印の方向)にあるホテルのフロントに行って乗車券を買う。

ロビーからはもう既にSLが走っているのが見える。

ガラス越しにD51が迫ってくる。 真っ黒では無く、グレーに塗られた車体は綺麗に整備されている。

最初の建物の奥に改札があるのでそこで切符に鋏を入れて貰ってホームに出る。 20分間隔の運転の合間に乗客たちが記念撮影をしている。

D51ならではの四つの動輪は錆一つ無く、ロッド類も全て綺麗に磨かれてピカピカ。

第一動輪とピストン付近。

運転席。

こちらはテンダーの後ろ側。

ところで、テンダーの上に青い箱が見える。 これはエンジンで動いているエアコンプレッサーである。 実はこの機関車、蒸気で動くのではなく、このコンプレッサーで作った圧搾空気を シリンダーに送って動いている。 煙突からは煙が出ているが、釜では若干の薪が燃やされていて配管類を暖めている。 圧搾空気が結露して配管内を錆びさせるのを防いで居るとのこと。 煙がそれらしい演出にもなっている。 圧搾空気で機関車を動かすことはここの特許になってるのだとか･･･。

こちらは連結して走る車掌車。 乗車券を買った人はここに乗車出来る。

川場の　川　の字が書かれている。 発車の数分前になると機関車の連結風景を見ることが出来る。

堂々とした機関車。 動く蒸気機関車をこんなに近くで見ることが出来るのはここだけかもしてない。 さて、実際に動いているところは次の動画で見て下さい。

ホテルSLのHP 運転日などお確かめ下さい。

PENTAX　Q SMC PENTAX 1:1.9 8.5mm AL[IF] Standard Prime01